虎跳峡で運動不足解消
春節で運休していたバスが再開したので、村を離れることにした。ギェルタン方向だけでなく、虎跳峡の谷底を経由して麗江に南下するバスもあるという。虎跳峡は雲南で人気のお手軽トレッキング・コース。下にバスが走っていては商品価値も激減ではないだろうか。村では食べてばかりだったので、運動不足解消も兼ねて虎跳峡見学に向かった。
村から南に走り、哈巴雪山を初めて拝む。三壩で聞いた雑談レベルの話によると、ここにも「登らせ屋」がおり、登頂は所要3日で料金は1200元らしい。運動不足解消にはこちらの方が適しているかもしれないが、金がかかるのが難点だ……。やはり虎跳峡まで南下する。
哈巴雪山
哈巴雪山を過ぎると、玉龍雪山と挟まれた金沙江の谷間が見えてきた。虎跳峡だ。ゲートを少し過ぎた辺りで適当に下車し、歩くことにした。自動車道はきれいに舗装されていて、道沿いにはゲストハウスが乱立している。まずは標高を上げ、車道とオサラバしよう。車を見ながら歩くなんてバカげている。
何百メートルだか斜面を上ると、後は水平方向の移動だけだ。一昔前は「足をすべらせたらオシマイ」的な危険箇所が少しはあったような気がするが、全体的に歩きやすく整備されていて、まったく問題はない。危険が減った分、谷底を見下ろす高度感、風景のスケール感も減ったかな、という印象。別に転落死したいわけではないので、それはそれで結構ではある。
昼過ぎに中間地点の村に着く。十数キロを1泊2日で歩くつもりだったが、泊まる必要はなさそうだ。チャーハンを食べてすぐに出発。普通のペースで歩き続け、夕方にはゴールの橋頭に着いてしまった。
橋頭方向から眺める虎跳峡
勢いに乗って1日で歩いてしまったけれど、道中の宿は清潔で静かそうだったから、のんびり滞在するにはいいかもしれない。そこそこ宿は快適で、景色もそれなりで、安全に歩けるのだから、「夢と幻想のシャングリラ」観光のついでのコースとしては、ちょうど良く開発されているといったところか。でも、さすがにトレッキングという言葉はまったく不釣合いに思える……。
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